三鷹市西部を縦断する天文台通りは、井口新田の交差点を境にその雰囲気をがらりと変える。南側は歩道が整備され道幅も確保されているが、北側は大型車どうしのすれ違いが困難な道幅で、歩道もない。道路の整備計画はあるようなのだが、遅々として進んでいない。
そんな昭和の雰囲気を残す道路沿いに、これまた昭和の残骸とでもいうべき商店街がある。「ショッピングセンター フェニックス」である。
飲食店を中心にした10店舗ほどがコの字形に軒を連ねており、長屋ふうの造り。よく今まで残っていたなと思わせる。
当地に引っ越してきた頃からほとんどの店舗がシャッターを下ろしている状態だったが、ついにコの字のうち1辺が取り壊された。それに気付いたのは2017年5月のことだ(下の写真)。
9月に入り、あらためてここを訪れると、更地部分が舗装された程度で、さしたる変化はなかった。今後どうなるのだろうか。
なお、鮨屋「大吉」については今も営業しているようで、食べログで検索すると中々の高評価である。この地域に20年、30年と住んでいる方には馴染みの店なのだろうか。