TOBUPARK クオラ駐輪場

武蔵境駅北口再開発の中核となる施設「クオラ」。2018年2月、その全容を現した。

竣工式が行われた2月4日、何とはなしに訪れてみたところ、ひっそりと駐輪場がオープンしていた。

2階の窓に「武蔵境市政センター」という文字が見える。この文字の「蔵」と「境」の真下あたりに駐輪場の入口がある。

名称
TOBUPARK クオラ駐輪場
住所
武蔵野市境1-1-7
利用時間
調査中(24時間?)
台数
40台
料金(自転車)
上段104時間毎100円、下段62時間毎100円、市政センター専用ラック8時間毎100円 ただし平日8:20~17:00に入庫すると最初の1時間無料
Suica・PASMO
使用可
管理方式
電磁ロック式
建屋
1階・屋内
ラック形式
2段式

40台収容と小ぶりだ。利便性はピカイチなので普通に考えれば常に満車状態になりそうだが、そうさせないためということか、強気の料金設定であった。
当初、下段は「2時間100円」となっていた。銀座のど真ん中でもこんなに高くないんじゃないかという料金だ(と思って調べたらnonowa武蔵境のクイーンズ伊勢丹駐輪場も2時間100円だったが)。朝8時に駐輪し、帰ろうと思ったら雨が降っていたので、翌日夜8時まで駐輪継続。自転車通勤ではありそうな話だが、これで料金は1800円である。

当たり前だが、この駐輪場は主に「クオラ」利用者のために設置されている。特に市政センター利用者に対して駐輪スペースを提供することは重要だと考えたようだ。
このため、平日8:20~17:00の駐輪に対しては1時間の無料時間が設定されている。最初にこれを見たときには妙だなと思ったが、市政センターの開庁時間が平日8時30分~17時ということを考えると合点がいく。
さらに、40台の駐輪スペースのうち10台分については、開庁時間内に限り「市政センター専用」とされており、青い枠で区別されている。当時「開庁時間内に限り」だと思っていたが、2021年3月現在、それを読み取れる掲示はないようだった。

以上のように、長時間駐輪を排除して市政センター利用者の利便性を確保したいという意図の見える当駐輪場だが、ロケーションが抜群なだけに、思惑どおりになるかは未知数だ。平日昼間に通りがかることはほとんどないが、注視していきたい。

(2018/9/16追記)
やはり利用者数が伸び悩んだのか、開業から約4ヶ月後、2018年6月20日に値下げとなった。
上段は4時間100円から10時間100円へ、下段は2時間100円から6時間100円へと大幅な値下げが敢行された。

個人的には、このような値下げより「終日、最初の1時間無料」を期待する。

(2019/8/16追記)

先日初めてこの駐輪場を利用した。平日の昼間、1時間無料の時間帯であるせいか、下段には全く空きがなく、たまたま出る人が1人いたので何とか下段に停められた。市政センター利用者にはなかなか厳しい状況といえる。

(2021/3/14追記)

久々に訪れたところ、市政センター専用ラックのうちNo.36~40が「8時間毎100円」という別料金体系になっていた。


中に入ってみると、このNo.36~40というのは上段であり、本来なら10時間毎100円であるところ、わざわざ高い料金を設定していることになる。
市政センターで用を足すのに8時間かかるということはまずあり得ない。一方、10時間毎100円だとフルタイムの通勤でもギリギリ間に合いそうな設定で、通勤者がこの区画を埋めてしまう可能性もある。それを牽制するための料金設定なのかと無理矢理推察したが、真意は不明。私の推察が正しいとすれば、むしろ市政センター専用ラックの下段について、2時間100円のような割高な料金を設定し、市政センターに用のない客を排除した方がよいと思うのだが。

(ちなみに閉庁日の日曜午後に視察したところ、市政センター専用ラックの下段はお行儀よく全ラックが空、上段には1台だけ停まっていた。閉庁日は市政センターに来る人がいないので、全部自由に利用すればよいと思うが…)

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