武蔵境~東小金井界隈はセブンイレブンの天下である。ファミリーマートがそれに続き、ローソンは見つけることすら困難な状況。そして、なぜかデイリーヤマザキが2店舗もある井口。
そんな状況下、セブンイレブンがついに武蔵境駅北口へ進出してきた。文句なしの駅前だ。確か2018年5月2日オープンだったと思う。
「進出」と書いたが、ここから東へ200mも行けば既存店(武蔵野境1丁目店)がある。また、西へ200mほど行けばやはり既存店(武蔵野境2丁目店)がある。
しかし、「たかが200m」と言えないのがコンビニ業界なのであろう。両店のほぼ中間地点にあたる駅前、パチンコ屋跡地に出店してきた。
この店の目の前にはファミリーマートがある。元ampmだけに店舗は狭く、正直あまり居心地はよくないのだが、駅から一番近いので時々利用することがあった。
しかし、目の前に業界1位のセブンイレブンができたのでは、狭小店舗のファミリーマートは辛かろう。仁義なき戦いといおうか。
このように立地条件、ブランドとも文句のつけようがないセブンイレブンの新店舗だが、私自身はほとんど利用しないだろうと思っている。
というのは、駐輪が難しいからだ。
見たところ、新店舗には駐輪スペースはない。そして、この周辺は自転車を見張るスタッフが常駐している。
2~3分の間に自転車が撤去されるとは考えにくいが、あまり気分の良いものではない。他所の駐輪場に自転車を停めるくらいなら、他店を使ったほうが早い。
この点、既存のセブンイレブンは駐輪スペースが確保されており、コンビニならではのスピーディな買い物を邪魔しない。どこへ行くにも自転車頼みの市境住民には、駐輪場の有無は行動に大きく影響する。
ちなみに、南口のかえで通り(パリジェンヌの向かいあたり)にはローソンができるようで、店舗の建物が完成し、オーナー募集中といった看板が出ている。
ローソン不毛地帯の武蔵境にあって、この開業は大きい。今は、どうしてもローソンに用事がある場合に日赤へ行くことがあるが、客も病院側もあまり気分のいいものではない。かえで通りは意外にコンビニ不毛地帯でもあり、そこそこ繁盛するのではないかと思う。